「だって、あの下川さんを追い払ったんですよ!すごすぎます!」



ん?



もしや、惚れたってそういうこと?



なんとなく惚れたの意味を理解してきた俺は念のため小春に聞いてみた。



「ってことは俺に惚れたって下川を追い払ったから?」



「はい!」



あぁ、すごく元気な『はい!』…



俺、すんげぇ勘違いしてた。



恥ずかしッ



この事は言わないでおこう。



おう思って席につくとマユ吉たちも俺の席に来た。