呆然と突っ立てるとなぜかスポットライトが当てられた。



「では、舞台に上がってきてもらいましょう!


上村智くんです!!」



えっ?


司会者の無茶ぶりとも言えるような紹介のおかげてたくさんの人に見られながら舞台へと上がった。




「えー、では、早速返事を聞きましょう。どうぞ!」



いきなり返事とか…


ってか今俺、告白されてんだよな?


感覚がまったくない。




けど、答えなきゃ。




「俺も好きだ」そう言おうとしたとき、誰かが大声で邪魔してきた。



「ちょっと待った!」



声のする方を振り向くと下川がそこにはいた。