「なあ、マユ吉。なんで、小春を避けんの? あいつ、言葉で言わないだけで結構ダメージきてるよ。」 俺がそう言うとマユ吉は一瞬 悲しい顔をしたかと思うとすぐにいつも通りの顔に戻り 「避けてなんかないよ。たださ、部活でちょっと…ね、調子が出てないんだよ。だから。 それでみんなに当たったりなんかしたら悪いだろ? そういうことだから。」 そういい終えるとマユ吉は教室を出ていった。 俺には部活のことでじゃないと思うんだけどなー まあ、本人がそういうなら仕方ないか。