「あのねっ、友達でき・・」


私の声を遮って佐野さんが言った


「友達できたんだ。よかったな」



そう言って私の頭をポンッと
優しく叩いた


「お昼一緒食べたんだろ?」


「何で分かったんですか?」


「屋上来なかったから友達と
ご飯食べてんのかな〜って。
頑張ったな♪」



「佐野さんのお陰です。
本当にありがとうございました。
私の為にあんな嘘ついて・・
ごめんなさい。」