校門の前が見えてくると 私に気づいた佐野さんが近づいて来た 「偉い。よく頑張ったな。」 そういって私の頭を撫でた 「見慣れなくて変じゃないですか?」 「すげー可愛い。ほんとやべぇ」 「え?」 佐野さんの声がよく聞き取れなかった 「学校頑張れよ? 放課後一緒帰ろ。迎え行くから」 「いいんですか?」 「当たり前。瑞希ちゃんなら大丈夫」 佐野さんがそう言ってくれるだけで すごく心強かった