雀が気がついたのはその1時間後であった。
保健室のベッドに寝かされており、雀はぼんやりと天井を見上げていた。
保健室独特の消毒液の臭いに顔をしかめては身体を起こし、ベッドを囲むようにかけられたカーテンを開けた。
『雀くん、大丈夫?』
保険医の松川 さゆり(マツカワ サユリ)がやかんに火をかけては、雀の傍に寄る。
『あ……うん』
松川の手が額に添えられ『大丈夫そうね』と微笑むと手を離した。
『……杏ちゃんの話をしてたら、パニックになっちゃったのね…』
そう、やかんの湯をマグカップに注いではココアのいい香りが部屋に広がった。
『……うん』
雀がしょんぼりとしたように俯く。
『雀くん…あのことは貴方のせいじゃない。だから、自分を責めちゃダメよ?』
そうマグカップを手渡しながら微笑む。
『……わかってる』
そうマグカップに口をつける。
ココアのお陰もありだいぶ気持ちが落ちつき、雀は教室に戻った。
保健室のベッドに寝かされており、雀はぼんやりと天井を見上げていた。
保健室独特の消毒液の臭いに顔をしかめては身体を起こし、ベッドを囲むようにかけられたカーテンを開けた。
『雀くん、大丈夫?』
保険医の松川 さゆり(マツカワ サユリ)がやかんに火をかけては、雀の傍に寄る。
『あ……うん』
松川の手が額に添えられ『大丈夫そうね』と微笑むと手を離した。
『……杏ちゃんの話をしてたら、パニックになっちゃったのね…』
そう、やかんの湯をマグカップに注いではココアのいい香りが部屋に広がった。
『……うん』
雀がしょんぼりとしたように俯く。
『雀くん…あのことは貴方のせいじゃない。だから、自分を責めちゃダメよ?』
そうマグカップを手渡しながら微笑む。
『……わかってる』
そうマグカップに口をつける。
ココアのお陰もありだいぶ気持ちが落ちつき、雀は教室に戻った。
