「それで今日春陽と先に行ったの…?」

「まぁ、春くんと一緒に帰りたかったっていうのもあるんだけどー…ひよにはお世話になってるし、それくらいはおかえししなくっちゃね!」

ふにゃっと笑ってこっちを見てくる恋。

あぁ…あたしどれだけ幸せなんだろう、って。些細なことで思えた瞬間だった。