鬼畜彼氏





…9
…8
…7



「…3…2…1」



「あ?何言ってんだ?」



ドッカーン!!!




「「「何だ、何だ!??」」」



「いーね。
タイミングばっちし♪♪」



「ゴホッ、ゲホッ
ここが、何階だと思って
やがんだ…壁を壊して
侵入だと?!」



先頭で、侵入してきた奴が
ギロッと社長を睨む。



「あー、すいませんね。
穏やかじゃねぇ連中なんで。
しかも、お嬢さんが助けを
求めてると知っちゃあ
怒り狂う奴しかいませんから。」



「なっ、何もんだ若僧っっ!!
お前ら花菱の連中じゃないのか!?」




「花菱??花菱財閥の事か?
何言ってんだ、おっさん」



「おっさ…!?」カチン!



「俺らはな、黒神組だぜ?」



ザワッ



「な、なにぃ!!?
じゃあこの娘は黒神組の…?」



「そ。うちのお嬢さん。
さらってくれた事せいぜい
後悔してくれや」



「ごめんね。ゆんちゃんは
姫子先輩じゃないんだ。」



先頭の男の合図で
いきなりビルの中が乱闘になる。


幸い、ここは廃墟になった
山奥のビルだったので
周りに変化は無いが、
もし街中だったらと思うと恐ろしい。



だが、一言で乱闘と言っても
関東区域最強と名高い黒神組が
そこらのヤクザに負ける訳が
なかった。