ふかふかのソファーは座り心地がすごくいい。
大人な雰囲気を醸し出す店内は、当然だけど高校生のあたし達には似つかわしくない。
だけど落ち着く。
でも目の前にいる愛翔と目が合うと、落ち着いていた心はまた一気に騒ぎ始める。
「お待たせ。美久ちゃん、浴衣良く似合ってるね」
「本当?ありがとうー」
ミックスジュースとコーラが乗ったお盆を持ってやって来たヒロさん。
その顔には柔らかい笑みが浮かんでいる。
物腰が柔らかくて落ち着いた雰囲気を放つヒロさんは、めったに怒ることはないんだとか。
「セクハラじみたこと言ってんじゃねぇよ。クソ親父!」



