言った途端恥ずかしさが込み上げた。
好きだなんて顔を見ながらストレートに言っちゃったよ。
そう答えたのが意外だったのか、愛翔は自分の髪をわしゃわしゃ掻き乱しながら目を泳がせて落ち着きがない。
「キスくらいで倒れそうになるくせに、あんま大胆なこと言うんじゃねぇよ」
熱がこもった愛翔の真剣な瞳。
言葉はぶっきらぼうだけど、なぜだかすごく優しさを感じた。
「だって本当のことだもん」
それにキスくらいって……。
愛翔にとってはそうなのかもしれないけど、あたしにとっては違うんだ。
見つめられるだけでおかしくなりそうなのに。
その後
愛翔はなんとも言えないような顔でため息を吐き、無言であたしの腕を引っ張って歩き出した。



