「1年の時同じクラスで目立ってたからな」
「ふーん」
目立ってた、ねぇ。
本当にそれだけなの?
目立ってる人なら他にもいたはずでしょ?
意識して岩佐さんを見てたんじゃないの?
次から次へとそんなことが浮かんで来て、言い方が素っ気なくなってしまった。
「拗ねんなよ」
腕が肩に回されて思いっきり引き寄せられた。
さらに顔を覗き込まれて胸がキュンと鳴る。
単純なあたしは、それだけのことでさっきまでの嫌な気持ちが吹き飛んだ。
「ちょ……‼人が見てるよ」
さらに顔を近付けて来ようとする愛翔の顔を手で阻んだ。
「じゃあ俺んち行くか?」
「い、家?」
この状況で家に誘われるってことは……。
そういうこと⁉
でも家にはユメさんやヒロさんがいるはずだし。



