答えないでいると更にトーンの低い冷めた声が聞こえて来た。 「そんな簡単に心変わりするなんてマジ軽いんだな」 「えっ……」 軽い……? あたしが? 喧嘩腰の愛翔になんだか悲しい気持ちが溢れて来る。 そんな風に思われるなんて。 悔しくて唇を噛み締めた。 「────じゃんっ」 「あ?聞こえねえよ」 「しょうがないじゃん‼」 だって 「好きなんだもん‼もうどうしようもないくらい‼」 軽いって言われても、この気持ちは止められないんだもん。