ベッドの上に寝転んで天井を見上げる。 愛翔の隣にいられる白崎さんが羨ましい。 好きな人に自分で頑張ると言っていた愛翔。 その相手が白崎さんなのかはわからないけど、応援なんてとてもじゃないけど出来ない。 ムリだよ……。 辛すぎる。 愛翔達がダブルデートする姿を想像しただけで胸が張り裂けそうなのに。 「はぁ」 重いため息を吐き出す。 どれくらいそうしていたのかはわからない。 寝返りを打って時計を見ると、もうお昼を過ぎていた。