i.Love You

俺は思いっきり壁を
グーで殴った





「てめぇ」






ドスの効いたいつもより低い声。




自分でもコントロール出来ない。







「え……?」









困ってる


困ってる



けど………
あり得ない


中1の問題がっ
できない!?



馬鹿にも程ってものがある。
「う…すみません」





俺がドスの効いた声を出しからか


弱々しい声で謝ってきた。




はぁ………





あいつは俺のため息が聞こえると
肩をビクッとさせた