i.Love You

「わわわわっ悪い!?」

昔、里音と


誰か…
もう一人の男の子で…
お化け屋敷入って…

うぅっ…
思い出しただけでも…
「ん」
ん?
んって何…
「手、握ってていいから」

案外優し…
「って!んなら入らせんなよ!」
「はーい
お次は…どうぞー」

遊園地のスタッフから懐中電灯をもらうと

あたしの手をひき、
猟牙はズンズン進んでく

「ひぃ…」

あたしが小さく
悲鳴をあげるたび
猟牙は
肩を震わせながら笑っていた

さっサイテー!!

ツンッと足下に何かがぶつかる


ん?
「どうした?」
「足下に…なに…」
猟牙から懐中電灯奪いを向けると

「ななななまっ…」
「なま?」
生首っ!!
「やーっっ!!」

あたしが大声を出すと
アハハハハッと
猟牙が笑い出した。
な…
人の生首…
「よくみろっつーのアハハハッやべぇ腹いてぇ」

??
よくみたくない…

もう一度
懐中電灯を向けると
脱力…

美容室に
練習ように
ある
女の人の
人形

あり得ない
あたし
こんなのにびっくりしてたの?
はぁ…猟牙が
大笑いするのも無理はない…

「くくく…うっし行くか」

うー…
バカだ。
あたし。
だから嫌なんだ。

でも、なんで…

昔に
里音とあたしと誰か男の子といった場所に
猟牙は行くのだろう


「うーきもぢわるい…」

もう
吐きそう…

お化け屋敷出たあと
コーヒーカップ
そのあとは
またジェットコースター
「次は…」
「も…もう…ちょっと…待ってよ…」