兎がいるコーナーに行くと子供が沢山いる そりゃ当たり前か。 「ほら」 わざわざ子供がいないところに 座る猟牙。 なんというか…さりげない優しさ?って言うの? なんか… 「うん――……っ!」 猟牙の隣にちょこんと座る 兎だぁ そーっと手を伸ばし撫でてみる 驚いたのか 兎はビクッと体を震わせ ケースの端に行ってしまった 「あ…」 猟牙がプハッっと笑う その顔が妙に幼くて… 兎に伸ばそうとする手を掴みたくて…