「…別に…おかしくは、ないよ」 「じゃあ、別にいいだろう」 彼女は再び顔をあげた。 気がつくと彼女の家はすぐ目の前だ。 「…優美ちゃんばいばーい」 「…はぁ、本当に変な奴だ」 彼女は手を小さくあげて玄関のドアを開ける。 「また明日ねっ」 俺は彼女に2度目の挨拶。 昨日も今日も、明日も。 俺は、きっとずっと彼女を送る。 大好きで仕方無いんだ。