優美ちゃんのすぐ隣にぴったりとくっついている俺は、優美ちゃんの近くに居られて幸せだ。 ちょっと問題なのは優美ちゃんは背が高くて、俺は背が低いと言う事だ。 別に俺の方が高いけど、差があんまりないのが少し悲しい。 ま、俺の成長期は今からだけどね。 「安西、いい加減にどっか行け。なんでいつも私に構うんだ」 優美ちゃんはうんざりとした顔で歩く。 「だから、優美ちゃんが好きだから」 「…なんだそれ」 優美ちゃんは呆れていた。