『歩さんへ
いきなりいなくなってごめんなさい。

私は自分の家に戻ります。

1日だけでも、歩さんと居れてとても居心地がよかったです。

あんなに優しくしてもらったのは久しぶりで、とても嬉しかったです。

またどこかで会えたらいいですね。

本当に1日ありがとうございました。  歩美』



「……んだよ…」


俺は紙をもっている手が震えて、持っている部分がくしゃっとなってしまっていた。