佐藤 鈴斗君、だっけ?」 クスクスッとそいつは笑うと屋上のフェンスにガチャッともたれかかった 第一、こいつ誰だ。俺のなにを知っている。同じクラスなのは覚えているがそれ以外はなにも。 名前なんて持っての他、知るよしもない。