ばたばたばた・・・・。 足音がやってくる。 「伊東先生ーー!!」 「なんてことだ・・・っ!!」 何人かの、侍達。 その中には、当然、平助もいた。 「かかれーーーっ!!」 原田の声で、新選組隊士たちはかけ声と共につっこんでいく。 「平助!平助!!」 オレは、永倉に守られながらも、平助の裾をつかむ。 「仁、行け!!」 「・・・平助を、たのむぞ!!」 原田と永倉の声を聞きながら、無理矢理平助を引っ張り出す。