夜中、洗濯屋を抜け出して油小路に行った。
そこには、美しい整った顔の男が血まみれで倒れていた。
何も、感じなかった。
全ての元凶なのだと思うと、恨みすらわき上がる。
路地にいた原田、永倉と合流して息をひそめた。