平助は、オレの素振りに目もくれず、境内でため息を繰り返していた。 「・・・・はぁ・・・。」 ものすごく、気まずい。 「九百二十七、九百二十八・・・。」 いつもはものすごく疲れる素振り千回も、平助が気になって疲労を全く感じなかった。