屯所には、もう全員そろっていた。 「新八さん!!遅えよー!!なにしてたんだ?」 平助が、いつもの満面の笑顔でかけ寄ってきた。 「わははは、ちょいと手柄をな。」 そう言って永倉は浪士を床に降ろした。 「なんだぁ?こいつ・・・。」 原田が、いかにも不審者を見る目で呟いた。 その目は、オレの初めて見る目で。 ・・・少し、怖かった。