「おいおい!なんの騒ぎだ?!」
聞き覚えのある声。
「急病人のようですわ。はよ、お医者はん呼んだらんと・・・。」
野次馬の女性が、声の主・・・永倉へ応答する。
・・・見つかっちまったか。
もっと、よく考えていればよかったのに・・・。
もう。ココで悩んだって遅い。
この機会を逃さずに、コイツを捕まえなくては。
「っって!!仁じゃねーか!」
やっとオレの存在に気付いた永倉に、叫んだ。
「ッ永倉!コイツ、長州の浪士だ!!」
瞬間、オレの視界に飛び込んできた、浪士と永倉の驚愕の表情。
「ああ!!」
永倉は一瞬で人混みを駆け抜け、オレの目の前に立った。
「ひ、ひい!!お前は、新選組のっっっっ!!」
浪士は、永倉の事を知っていた。
二番組組長ともなれば、有名なんだろう。
永倉は電光石火の早業で浪士を抑え、気絶させた。



