気が付くと、時計の針は夜の8時を指していた。
・・・寝てしまったのか。
それよりもオレが悩んでいる事がある。
オレのパソコンに届いている、二件のメールを見るか、見ないかということだ。
送り主は、アツシと祐太。
昼間の事を思えば、開きたくなかった。
それでも、オレは開いた。
まだ心のどこかで、昼間の事が冗談だったらいいのにと思っていたから。
from.アツシ
今日、どうしたんだよ?
先輩たち、怒ってたぜ?
8:20からオンライン、いつもの場所な。
from.祐太
風邪でもひいたワケ?
元気になったら、明日は来いよな!
アツシから聞いたと思うけど、8:20な!
んじゃ、ゲームで。
少し、ホッとした。
冗談じゃないか、という考えが強まったから。
でも、心の奥では分かってた。
これが、嘘だってことくらい。



