まだ眠そうな菊池さんの奥さんに、十番組の羽織を受け取ってオレは町に繰り出した。 屯所に行くまで、浪士と見られる侍が、オレの持っている羽織をガン見していた。 別に、怖くはなかった。 多分、剣の稽古で平助に褒められたから、調子に乗ってるんだと思う。 ・・・自分で言うのもなんだけどな。