最初は、重ねるだけのキス…。

だけど莉桜は嫌がるそぶりもなく、一度唇を離すと、もう一度口づけた。


今度は舌を差し込み、莉桜の口の中までも堪能する。

莉桜も俺の舌に応えるように、絡ませてくれた。


「……はぁ…」


何度も角度を変え、キスを続ける。
そのまま莉桜の体をベッドの上へ押し倒した。


「………莉桜…」


覆いかぶさる体勢になって、莉桜の名前を呼ぶ。

莉桜はただ、俺を見つめていた。


その瞳に吸い込まれるように、もう一度唇を重ね、そのまま左手を莉桜の胸の膨らみへともっていった。


「……ッ…」


かすかに漏らす、莉桜の吐息。

それがいっそう、俺の欲をかき立たせた。