「あのっ……ずっと君のことが気になってて……
 それでよかったら、俺と付き合ってくれないかな」



うげ…

最悪な場面に出くわした……。



昼飯が終わって、3限の時間。

俺は裏庭で昼寝でもしようと寝そべっていた。


だけど突然聞こえた言葉。

どうやら、この茂みの向こうで、一世一代の告白が行われているようだ。



「あたし、あんたのこと、知らないんだけど」

「え?あ、そうだよね。それじゃあ、まず友達……」



「知らない相手から告白とか……

  キモイ」



それは、告白した男にとって
最悪な返事だった。