十二の暦の物語【短編集】

「睦月ー!早くしないとー!!」
『!!』

下から聞こえるお母さんの声に我に返った

『はーい!!』

ニットを羽織ってポケットに携帯を入れながら叫んだ
寒いからタイツも履いてこうかな

急いで黒いタイツを取り出して履く
ドアを開けて、たんたんたん。と階段を降りた