十二の暦の物語【短編集】

そうだった
そうだったね
そうだったんだ

昨日不安で心配で緊張してチョコ作る余裕なんか無かったから作ってない…
告白できないじゃないっスか!!!!

最悪…

合格は勿論最高ですよ

でも…

チョコが無いー


『ぁー…死んだ…』

視線を泳がせていると、道端にあるコンビニが目に入った

しょうがない



これでも

ウチの想いを


伝えてやるんだから!!!!


『祐雅ゴメン!!ちょっとコンビニ寄る!!!!』
「え、何々何買うの??」
『それは言えません!!!!』
「??」

頭にハテナマークを浮かべながらも、祐雅は黙って付いて来る