十二の暦の物語【短編集】

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「やっぱさー。俺マジで英語教えてもらっといて良かったわー」
『あーウチもー!日本史超できたしー!!…あ、そーだ…』
「ん?」

立ち止まってバッグの中をゴソゴソ漁る

そう

祐雅に

チョコ渡すんだ!!!


ごそごそ


ごそごそ

がさがさ

がさごそ









『…ぁ…』
「?」


嘘っしょ?

嘘だと言ってよ
嘘だと言おうよ





チョコ用意してなかったんだったーーーー!!!!