十二の暦の物語【短編集】

向こうから祐雅が両手をブンブン振り回して走ってきます
人だかりから出て祐雅に近づくと、祐雅は息を切らせてウチに笑顔を向けてくれた

「おっすー。もう見た?」
『ううん。まだ。てか今見ようとしてたし』
「マジでー。じゃあ一緒に見に行こーぜ」

頷いて、また人だかりに吸い込まれる


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