「俺はお前に他人を労るなんて慈悲深い感情が無い事を心配するよ。頑張れよ女子力」
『あんだとぉ!?ウチが本気出したら女子力なんて掃いて捨てる程出てくるわ!!』

ウチが女子らしい要素を全て振り落として
椅子に片足を叩きつける様にして祐雅に怒鳴った瞬間、教室のドアが開いて担任の山ちゃん(山中先生)が入ってきた
祐雅と一緒に山ちゃんとマトモに目が合っちゃって焦る

「あ…山ちゃん先生オハヨウデス…」
『あは…オハヨウゴザイマス…』

2人で苦笑いを浮かべながらおずおず席に座る
先生は2,3秒固まって、縁無しメガネを持ち上げて呟いた

「またやってる…」