そんな祐雅にチョコでもあげたいんですが…
入試まで残り5日…
そんな余裕が何処に有るんだ!!!!

『はぁぁ～～～』

頭を抱えて顔を埋める
そうすると直ぐに後ろからムカつく声とムカつく言葉が飛んで来る

「お、サラが疲れてる。すっげぇー。サラが疲れる事なんてあんだなー」
『ウチだって人間です。何だと思ってんの』
「サイボーグ」

間髪入れずにハッキリ言われた

『サイテー。冗談でもソレは傷つくわー』
「マジでー。悪ぃー」
『…何か祐雅余裕じゃん。受験生のクセに』
「まー俺冬休みめっちゃ勉強したし。サラもしっかり勉強しときゃー良かったんだぜー」
『ウチだってちゃんとやったからー!!』
「だったら不安なんて微塵も無ぇ」

何の根拠も無く右手の親指を立てて自身有りげに言い切った

『不安だらけだしー。祐雅どんだけ自身あんだよ…あ』
「何」

ウチが思い出したみたいに言葉を止めると、喰らい付いてきた
祐雅の正面に座りなおして、ニヤニヤしながら言う

『祐雅に不安なんて繊細な感情存在しないもんね』

スーパースマイルで
語尾に【☆】まで付けて、我ながら嫌味だと思いますね
祐雅は一瞬考え込んで、