私がそう零すと、少年の顔が明るくなった
「やっぱ睦月ー!!!!」
やっぱり、この少年は和哉だった
お賽銭の効果は、甚大だね
『久しぶりだね』
隣に少し小走りで並んで声をかける
中3の時も見上げてたけど…もう垂直に首を上げないと顔が見ない位大きくなってる
「おー。マジで全然会わなかったもんなぁ」
声も 表情も 癖も
何も変わらない
やっぱり、和哉
『相変わらず騒いでたね』
「やー。俺人いっぱい居る場所すっげー好きだし」
『私は駄目だなぁ。息苦しいもん』
「睦月はチビだもんなぁ」
『まぁ…そうかも…高3にもなって154だし…』
ははっ。と笑ってまた頭を掻く
『和哉はまた大きくなったねー』
「まー。成長期っスから」
『羨ましいっ』
ポケットに突っ込んでいた両手を出して、口に当てて息を当てる
『寒~~っ』
「甘酒。貰うか?」
少し背を屈めて首を傾げながら言う
『うん』
急に何処かあったかくなって、頬がゆるむ
和哉は笑顔で頷いて前に進む
「やっぱ睦月ー!!!!」
やっぱり、この少年は和哉だった
お賽銭の効果は、甚大だね
『久しぶりだね』
隣に少し小走りで並んで声をかける
中3の時も見上げてたけど…もう垂直に首を上げないと顔が見ない位大きくなってる
「おー。マジで全然会わなかったもんなぁ」
声も 表情も 癖も
何も変わらない
やっぱり、和哉
『相変わらず騒いでたね』
「やー。俺人いっぱい居る場所すっげー好きだし」
『私は駄目だなぁ。息苦しいもん』
「睦月はチビだもんなぁ」
『まぁ…そうかも…高3にもなって154だし…』
ははっ。と笑ってまた頭を掻く
『和哉はまた大きくなったねー』
「まー。成長期っスから」
『羨ましいっ』
ポケットに突っ込んでいた両手を出して、口に当てて息を当てる
『寒~~っ』
「甘酒。貰うか?」
少し背を屈めて首を傾げながら言う
『うん』
急に何処かあったかくなって、頬がゆるむ
和哉は笑顔で頷いて前に進む


