「わーっ。すっごい眺め!!!!」
打ち上げの3分前に去年見つけた特等席についた
花火の上がってない真っ黒な空を見上げて文月は感動してる
『花火上がるともっと凄ぇよ』
「楽しみー」
俺の隣に座ってカキ氷の続きを食べ始めた
俺もちょっとぬるくなったカキ氷の残りの一口を口に運んだ
それと同時に、花火が一発、浮かび上がった
ドォ…ン
「き…綺麗…」
『だろ』
丁度目の前の木が切り倒されてるから、目の前にとびきりデカい花火が次々浮かび上がる
文月はその度感動してる
俺はそんな可愛い反応をする文月が隣に居るって現実に最高の幸せを感じながら静かに眺め続けた
「ねぇ…孝司」
『ん?』
「この浴衣…どう思う?」
『へ?』
何だと思って見下げると、浴衣の裾を持ち上げて俺に見せる文月が、俺の肩よりずっと下に見えた
黒地に、赤の金魚柄
最高に文月に似合ってんだけど?
『何でだよ?すっげぇ似合ってるよ』
「そう?この浴衣今年買ったんだけど彩音にガキっぽいって言われてて…」
『そーか?俺は好きだけどな』
「じゃあ、良かった」
微笑を浮かべて花火に視線を移す
打ち上げの3分前に去年見つけた特等席についた
花火の上がってない真っ黒な空を見上げて文月は感動してる
『花火上がるともっと凄ぇよ』
「楽しみー」
俺の隣に座ってカキ氷の続きを食べ始めた
俺もちょっとぬるくなったカキ氷の残りの一口を口に運んだ
それと同時に、花火が一発、浮かび上がった
ドォ…ン
「き…綺麗…」
『だろ』
丁度目の前の木が切り倒されてるから、目の前にとびきりデカい花火が次々浮かび上がる
文月はその度感動してる
俺はそんな可愛い反応をする文月が隣に居るって現実に最高の幸せを感じながら静かに眺め続けた
「ねぇ…孝司」
『ん?』
「この浴衣…どう思う?」
『へ?』
何だと思って見下げると、浴衣の裾を持ち上げて俺に見せる文月が、俺の肩よりずっと下に見えた
黒地に、赤の金魚柄
最高に文月に似合ってんだけど?
『何でだよ?すっげぇ似合ってるよ』
「そう?この浴衣今年買ったんだけど彩音にガキっぽいって言われてて…」
『そーか?俺は好きだけどな』
「じゃあ、良かった」
微笑を浮かべて花火に視線を移す


