カチッ、カチッ… 時計は、時を 刻んでいく。 「さん、」 「に」 「いち!」 「おめでとうっ!! ラナ、7才だよね---」 そう言いながら、お母さんは こっちを見た。 驚いたような顔で。 「え、ラナ、どうして紅いの…」 その言葉が母親の最期の言葉だった。