「おかーさんっ!! もうすぐことしにばいばいだねっ!」 「そうね、ラナ。 そして、ラナももうすぐ7才ね。」 「うんっ!」 私----6才の私と私のお母さんは 窓辺で星を見ながらそんな話をしていた。 時間は12月31日、23時50分。 もうすぐ年が変わる。 ----と、同時に私は7才になる。 昔から、 「めでたいねぇ」 と言われ続けた、この誕生日。 私は、この日が大好き。 ----大好き、だった。