「まずは美凪。君からにしようか」
黒い球体が美凪へと襲い掛かる。
「美凪!」
そこへ木の葉が美凪の前に立ちはだかった。
「木の葉さん?」
「あんたたち二人の方が魔力は上だからね」
そう言って木の葉は全魔力を使って、黒い球体を弾き返したのだった。
「さすがと言っておこうか。木の葉さん。まさかあなた程度に防がれるとは、思ってもみませんでしたよ。しかしその体ではもう戦えませんね」
カオスの言う通り木の葉は戦える状態では、無くなっていたのだ。
今の木の葉は全部の魔力を使い切ってしまったために、姿も年相応に戻ってしまっていたのだ。
「戦えない者は、ご退場願おうか」
普段ならば抵抗出来る魔法も、今の木の葉には防ぐ事が出来ず一瞬にしてその場から、木の葉の姿が消えてしまった。
「これでまずはザコが一人消えた。この調子でもう一人も消えていただこう」
再びカオスの魔力が増幅する。しかし美凪はそれを許さなかった。
「黙って見てるなんて大間違いなんだからね! 喰らいなさい! マ〇ラガン!」
カオスへと無数の雷撃が襲い掛かる。しかしその全てが、見た事も無い魔法陣によってことごとく防がれてしまっていたのだ。
「さすがは分家の当主だね。…いや、こっちの美凪の方が強いかな?」
全ての攻撃を防ぎ切りカオスは右腕を振り上げた。
「何をごちゃごちゃと」
続けて攻撃しようとしていたが、今度はカオスがそれを許さなかった。
「無駄だよ。その程度の魔法と魔力ならね」
美凪の攻撃を全て先ほどの魔法陣で防ぎつつ、カオスは衝撃波で美凪を吹き飛ばした。
「美凪!」
司は慌てて美凪の側へと駆け寄った。
「悔しいけど、私じゃやっぱ勝てないみたいね。でもなるべく力を使わせるから、司は魔力を温存しておきなさいよね」
よろめきながらも美凪は立ち上がり、カオスを睨み付ける。
「まだまだよ!」
「……いや。ここで退場だ」
突然、美凪の足元にカオスの魔法陣が現れ、美凪はそのまま魔法陣の中へと飲み込まれて行ったのだった。
黒い球体が美凪へと襲い掛かる。
「美凪!」
そこへ木の葉が美凪の前に立ちはだかった。
「木の葉さん?」
「あんたたち二人の方が魔力は上だからね」
そう言って木の葉は全魔力を使って、黒い球体を弾き返したのだった。
「さすがと言っておこうか。木の葉さん。まさかあなた程度に防がれるとは、思ってもみませんでしたよ。しかしその体ではもう戦えませんね」
カオスの言う通り木の葉は戦える状態では、無くなっていたのだ。
今の木の葉は全部の魔力を使い切ってしまったために、姿も年相応に戻ってしまっていたのだ。
「戦えない者は、ご退場願おうか」
普段ならば抵抗出来る魔法も、今の木の葉には防ぐ事が出来ず一瞬にしてその場から、木の葉の姿が消えてしまった。
「これでまずはザコが一人消えた。この調子でもう一人も消えていただこう」
再びカオスの魔力が増幅する。しかし美凪はそれを許さなかった。
「黙って見てるなんて大間違いなんだからね! 喰らいなさい! マ〇ラガン!」
カオスへと無数の雷撃が襲い掛かる。しかしその全てが、見た事も無い魔法陣によってことごとく防がれてしまっていたのだ。
「さすがは分家の当主だね。…いや、こっちの美凪の方が強いかな?」
全ての攻撃を防ぎ切りカオスは右腕を振り上げた。
「何をごちゃごちゃと」
続けて攻撃しようとしていたが、今度はカオスがそれを許さなかった。
「無駄だよ。その程度の魔法と魔力ならね」
美凪の攻撃を全て先ほどの魔法陣で防ぎつつ、カオスは衝撃波で美凪を吹き飛ばした。
「美凪!」
司は慌てて美凪の側へと駆け寄った。
「悔しいけど、私じゃやっぱ勝てないみたいね。でもなるべく力を使わせるから、司は魔力を温存しておきなさいよね」
よろめきながらも美凪は立ち上がり、カオスを睨み付ける。
「まだまだよ!」
「……いや。ここで退場だ」
突然、美凪の足元にカオスの魔法陣が現れ、美凪はそのまま魔法陣の中へと飲み込まれて行ったのだった。


