「…なかなか感動的なシーンじゃないか。それと木の葉さん。ガキとは酷いな。僕ももう年頃の男なんだからさ」
最初にカオスの声が聞こえ、次に三人の目の前の上空にカオスの姿が現れた。
「やっとお出ましってわけか。カオス!」
司を残し木の葉と美凪が戦闘体勢に入る。
「おっと。二人とも。そう慌てない。どうだい? この内装は素晴らしいとは思わないか?」
「そうね? でもこれだけの魔法。これだけの魔力。この世界の構成に影響を与えないとでも思って?」
木の葉の言う通り、これだけ大きな魔法ならば世界の構成に影響を及ぼしてしまう。
「それがどうかしたのかい? 僕にとってこの世界は邪魔でしかない。だからどうなろうと構わないさ」
「…なるほどね。どうやらこれは、きついお灸をすえてやらなくちゃいけないようね」
「出来るものならばね。それじゃあ始めようか! この世界の存亡を賭けた戦いを!」
カオスの魔力が高まり周囲の床や壁が崩れ始めていた。
「気を抜くなよ! 美凪、それに木の葉さん! 三人同時に仕掛ける」
「ええ!」
「それじゃ先手をかけるわ!」
直径十メートルはあろうかと言う巨大な火球を捻り出した木の葉は、すぐさまカオスへと投げ放った。
火球は直撃したのか爆発と土煙を巻き起こした。しかしこれだけでは終わらない。
「これで!」
続けて美凪が強力な雷撃を、カオスへと目掛けて放つ。
「終われよ!」
司が両腕を振り上げる。すると指先から純白の光熱波が放たれ、カオスを飲み込んでいった。
爆煙で視界が塞がっていたが、それも一時だけだった。
「流石だね。超一流の魔法使いなだけはある」
煙が晴れるとそこには先ほどと同じ姿勢で、無傷のまま浮かんでいるカオスがいたのだ。
「だけど、ラスボスはその程度じゃ倒せないよ。それじゃ次は僕のターンだ」
司たちが行った攻撃をそっくりそのまま、カオスは返して見せた。
司たちはなんとか防いだものの、明らかにダメージを受けていた。
「……ふむ。やっぱり君たちがいると、本気が出せないな」
カオスが首を傾げる。
「君たち二人にはご退場願おうか」
カオスが右腕を振り上げると、黒く輝く球体が現れた。
最初にカオスの声が聞こえ、次に三人の目の前の上空にカオスの姿が現れた。
「やっとお出ましってわけか。カオス!」
司を残し木の葉と美凪が戦闘体勢に入る。
「おっと。二人とも。そう慌てない。どうだい? この内装は素晴らしいとは思わないか?」
「そうね? でもこれだけの魔法。これだけの魔力。この世界の構成に影響を与えないとでも思って?」
木の葉の言う通り、これだけ大きな魔法ならば世界の構成に影響を及ぼしてしまう。
「それがどうかしたのかい? 僕にとってこの世界は邪魔でしかない。だからどうなろうと構わないさ」
「…なるほどね。どうやらこれは、きついお灸をすえてやらなくちゃいけないようね」
「出来るものならばね。それじゃあ始めようか! この世界の存亡を賭けた戦いを!」
カオスの魔力が高まり周囲の床や壁が崩れ始めていた。
「気を抜くなよ! 美凪、それに木の葉さん! 三人同時に仕掛ける」
「ええ!」
「それじゃ先手をかけるわ!」
直径十メートルはあろうかと言う巨大な火球を捻り出した木の葉は、すぐさまカオスへと投げ放った。
火球は直撃したのか爆発と土煙を巻き起こした。しかしこれだけでは終わらない。
「これで!」
続けて美凪が強力な雷撃を、カオスへと目掛けて放つ。
「終われよ!」
司が両腕を振り上げる。すると指先から純白の光熱波が放たれ、カオスを飲み込んでいった。
爆煙で視界が塞がっていたが、それも一時だけだった。
「流石だね。超一流の魔法使いなだけはある」
煙が晴れるとそこには先ほどと同じ姿勢で、無傷のまま浮かんでいるカオスがいたのだ。
「だけど、ラスボスはその程度じゃ倒せないよ。それじゃ次は僕のターンだ」
司たちが行った攻撃をそっくりそのまま、カオスは返して見せた。
司たちはなんとか防いだものの、明らかにダメージを受けていた。
「……ふむ。やっぱり君たちがいると、本気が出せないな」
カオスが首を傾げる。
「君たち二人にはご退場願おうか」
カオスが右腕を振り上げると、黒く輝く球体が現れた。


