よくある話よね

「ええ?!」


俺は目をこすって
ぱちぱちさせた

もう一度桜ちゃんを見ると何事もなかったように俺を不思議そうに俺を見ていた


「どうしたんですか?」


足は組んでないし
紅茶も飲み干したはずなのに

なぜかカップに紅茶が入っている

幻?!


「孝兄達遅いですね」


「そ、そうかな?」


まだ5分も経ってないよ

「坂城さんって優しいですよね」

え?!
なぜ今それを言う?


「孝兄がよくしてくれるってよく言ってます」


「え、そうかな」