「よ、かったーー!」



安堵のため息を漏らした健司。



「よし、今から行こ!さ、着替えて着替えてー」


「えー?」



言われるがままに着替える私。



「さ、行こ」



支度が終わると、私の手を握って歩き出す。


…どこ行くの?
ここら辺にそういう店なくない?



歩いていくと、隅あたりにかわいい宝石店があった。



「この間、同じ職場の子に聞いたんだ。ここがオススメだって」



この間、話してた子?

私が心配してたことは、なかったんだ…。



「そうだったんだ…」


「そ。さ、行こ。」



お店に入る。