「……強引だよ。アイツは」 「え?」 ポツリと呟いたから聞こえなかったのか、聞き返してくる南。 丁度よく停車駅で空いたドア。 電車を降りて歩き出す。 「ちょ、待ってよ~」 ーーーそして夜の六時、仕事が終わった。 今日も何事もなく平凡な一日を過ごしたなー。 南はもうデートに行ったし。 さ、帰ろ。 デスクから立ち上がった時、ドンッとぶつかる。