「ほら、亜美今日は俺が食べてやるから、こっちに苦手なもの入れろ。今度からはちょっとずつ食べろよ」
そう言いながら、前田先輩は自分の皿を差し出してくれた。
こんなもの引き取ってくれるなんてと、うれしくなった。
「やった。先輩ありがとうございます。弘樹がいるときは、弘樹が食べるので大丈夫です」
いつもは弘樹がだいたい食べてくれる。
「弘樹かー。あいつも亜美を甘やかしすぎだし、亜美も甘えすぎ」
大きな溜め息をつかれてしまった。
私って、弘樹に甘えてるのかな?
「まぁまぁ、2人はそれで関係成り立ってるんだから、外野がごちゃごちゃ言わないの。亜美、ピーマン以外なら私が食べてあげるからね。てことで、和也、私のピーマンもよろしく」
小百合先輩は、しれーっとどころか、堂々と前田先輩のお皿にピーマンを入れてた。
「ったく、お前ら2人して。今日だけだからな」
ぶつぶつ言いながらも、前田先輩は私たちの分までちゃんと食べてくれた。
「なんだかんだ食べてくれるから、しれっと入れればいいよ」と小百合先輩が耳打ちして、教えてくれた。
小百合先輩の行動は、すごく慣れていた。
こんなやり取りを、この2人は今までも、きっとやってきたんだよね。
さっきまで楽しかったのに、私が入り込めない空気感に、少しの疎外感。
そう言いながら、前田先輩は自分の皿を差し出してくれた。
こんなもの引き取ってくれるなんてと、うれしくなった。
「やった。先輩ありがとうございます。弘樹がいるときは、弘樹が食べるので大丈夫です」
いつもは弘樹がだいたい食べてくれる。
「弘樹かー。あいつも亜美を甘やかしすぎだし、亜美も甘えすぎ」
大きな溜め息をつかれてしまった。
私って、弘樹に甘えてるのかな?
「まぁまぁ、2人はそれで関係成り立ってるんだから、外野がごちゃごちゃ言わないの。亜美、ピーマン以外なら私が食べてあげるからね。てことで、和也、私のピーマンもよろしく」
小百合先輩は、しれーっとどころか、堂々と前田先輩のお皿にピーマンを入れてた。
「ったく、お前ら2人して。今日だけだからな」
ぶつぶつ言いながらも、前田先輩は私たちの分までちゃんと食べてくれた。
「なんだかんだ食べてくれるから、しれっと入れればいいよ」と小百合先輩が耳打ちして、教えてくれた。
小百合先輩の行動は、すごく慣れていた。
こんなやり取りを、この2人は今までも、きっとやってきたんだよね。
さっきまで楽しかったのに、私が入り込めない空気感に、少しの疎外感。



