3月12日。

まだまだ寒さの残る今日、先輩たちは、この稲北中を卒業する。


私が憧れて、そして好きな先輩たちが卒業してしまう。


すごく寂しい。






そして、私は先輩に思いを告げることにした。


今伝えなければ絶対に後悔すると思ったから。


先輩の想い人なんて、もう分かってる。それだけ、先輩を見ていたから。


玉砕するのは目に見えているけど、伝えずにはいられない。


私が先輩の事好きだって事、先輩に知っておいてもらいたいから。





卒業式が終わった後に、先輩に時間をもらった。