「んー、いいよ。

じゃ、綾と悠介誘ってさぼろっか」


あたしはそう言いながら、

カバンを持ち、立ち上がった。


「おっ!あぃ。ノリ、いいね♪」


太一もカバンを持って立ち上がる。


「ちょっ、上原、山田、

なに立ち上がってるんだ!?」


そう、顔を真っ赤にして言うのは、

数学の先生。