「それでさ、明日香って保育士になるの夢だったじゃん。」
ピクッ
私の耳が数センチ動く。
小さい頃から子供が好きで妹が生まれたときはすっごく喜んでたっけな。
「んで?聞いてあげようじゃないの。」
「さすが、明日香!」
理恵はポンと肩をたたく。
「んで、その孤児院は結構前からある(菅原孤児院)って言うところなんだけど。」
「あっ・・・うちの近所の?」
そうそう、と首を縦に動かす理恵。
小さい頃はあの孤児院は県でも結構有名で私も難解か見に行ったっけな。
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