〜美麗side〜
女1「昨日のドラマ見たー?」
女2「見た見たー!ああゆうの憧れるよ ねぇ」
女1「白馬の王子様♡みたいな人現れない かなぁ」
教室に入ると女子たちからそんな話が聞こえてきた。
白馬の王子様なんかが迎えに来てくれるなんて、そんなワケがない。
あたしは、過去に1度も恋した事がない。
もちろん彼氏だって出来たことない。
あたしの事を好きって言ってくれる人はいたけど、興味が無かった。
そもそも恋愛に興味が無かった。
みんなは「もったいない」とか「絶対彼氏作った方がいい」とか言うけど、そんなの別にどうでもいい。
…そう思ってたのに。
私はあなたに恋をした。