彼の名前は女の子


「いいから早く席つけ!ったく・・・。」


「はーい。」


女の子は自分の席に戻り、リリと呼ばれた男の子は私の隣の席に着くと先生はHRを再開した。



「・・・・・・あれ。お前だれ?」


来て早々に机に伏せて寝ようとした彼は、いつもはいない席に人がいることに気が付くとふと顔をあげた。


「あ・・、今日転校してきたんだ。」

「・・・名前。」

「え?」

「名前、なんつーの?」


「・・・美羅。森咲美羅(モリサキチュラ)。」



そういうと彼は少し目を見開き、ぱっと笑った。


ドキッ


「珍しい名前はっけーん。俺、柳李々(ヤナギリリ)。俺も名前珍しいから仲間だな。」